こんにちは、荻窪きりん堂鍼灸接骨院です。
「いびきがうるさいと言われた」
「寝ても疲れが取れない」
「日中眠い」
そんなお悩み、ありませんか?
いびきは“癖”のように見えて、実は呼吸の通り道(上気道)が狭くなることで起きる、身体からのサインです。
放っておくと睡眠の質が下がり、疲労・集中力低下・頭痛・自律神経の乱れにつながることもあります。
この記事では、いびきの主な原因と、鍼灸でできること、そして自宅でできるセルフケアまでを、できるだけわかりやすくまとめます。

いびきはなぜ起こる?(メカニズムを簡単に)
いびきは、睡眠中に空気の通り道が狭くなり、呼吸で喉周りの組織(軟口蓋・口蓋垂・舌の付け根など)が振動して音が出る現象です。
ポイントは「音」そのものよりも、狭くなる原因が何かというところです。
いびきの主な原因5つ
① 首・肩のこり、巻き肩、猫背(姿勢の乱れ)
デスクワークやスマホで首が前に出ると、喉の前側が詰まりやすく、呼吸が浅くなりがちです。
さらに胸郭(肋骨周り)が固いと、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸→いびき、へつながります。

② 鼻づまり(アレルギー・慢性鼻炎・花粉など)
鼻が詰まると口呼吸になり、舌が落ち込みやすくなって喉が狭くなります。
結果として、いびきが増えやすくなります。
③ 顎・舌の筋力低下(舌が落ちる)
睡眠中は筋肉がゆるみます。
もともと舌や顎周りの筋力が弱いと、舌が喉側へ落ち込み、気道が狭くなりやすいです。
④ 体重増加・むくみ(首周りが狭くなる)
首周りの脂肪やむくみが増えると、それだけ気道は狭くなりやすくなります。
特に「お酒を飲んだ日」「塩分が多い日」「疲労が強い日」に悪化する方は、むくみ体質が関係していることも。
⑤ 自律神経の乱れ・睡眠の質低下
ストレスや過労で自律神経が乱れると、呼吸が浅くなったり、鼻粘膜が腫れやすくなったり、睡眠中の回復が落ちて筋肉の緊張が抜けにくくなることがあります。
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝スッキリしない」タイプはここも要チェックです。

鍼灸で“いびき”に対してできること
いびきは原因が複数絡むことが多いので、鍼灸では「音を止める」よりも、いびきが起きやすい身体の条件を整えることを狙います。
1) 首・喉まわりの緊張をゆるめ、気道の通りをサポート
鍼灸は、首・顎・舌骨周り(喉の土台)に関連する筋肉の緊張をやわらげ、呼吸の通り道を確保しやすい状態を目指せます。
特に、首の前側〜顎下(飲み込みに関わる筋)や、首肩の深部のこわばりが強い方は、施術後に「呼吸が入りやすい」「首が軽い」と感じることが多いです。
2) 鼻づまり・鼻呼吸のしやすさを整える
鍼灸では、鼻周り・顔面部、そして自律神経に関係するポイントを組み合わせて、鼻粘膜の過緊張や循環の偏りにアプローチできます。
花粉症やアレルギー体質の方は、季節に合わせて「鼻が通る状態」を作っていくことが重要です。
3) 自律神経を整え、睡眠の質を上げる
「いびき+眠りが浅い」「朝からだるい」「夜中に何度も起きる」タイプは、いびきだけでなく睡眠の質そのものを立て直す必要があります。
鍼灸は、緊張(交感神経優位)に傾いた状態を落ち着かせ、呼吸が深くなりやすい身体へ整えることが期待できます。
4) 顎の緊張(食いしばり)・口呼吸のクセをリセット
いびきが強い方の中には、日中も無意識に食いしばっていたり、口が開きやすい方がいます。
顎・こめかみ・首肩の連動を整えることで、口周りの力みが抜け、鼻呼吸がしやすくなるケースがあります。
5) むくみ体質・冷え体質の改善サポート
「夕方むくむ」「朝の顔がむくみやすい」「冷えると鼻が詰まる」などがある方は、血流・循環の偏りがいびき悪化に関係していることも。
鍼灸で循環を整えつつ、生活習慣の見直しとセットで改善を狙うのが現実的です。

きりん堂の考え方:いびきは“姿勢×呼吸×自律神経”
当院では、いびきを「喉の問題だけ」とは捉えません。
多くの方が、猫背・巻き肩 → 呼吸が浅い → 口呼吸 → いびきという流れを持っています。
そこで、鍼灸に加えて必要に応じて
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首・肩・胸郭の動き(呼吸の通り道)
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姿勢(特に巻き肩・反り腰・ストレートネック)
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背中〜肋骨の硬さ(息の吸いやすさ)
といった身体の土台を整え、「いびきが起きにくい状態」を作っていきます。
自宅でできる!いびきセルフケア(今日から)
① 横向きで寝る工夫(抱き枕・丸めたタオル)
仰向けは舌が落ちやすく、いびきが出やすい姿勢です。
まずは横向きを作るだけでも変わる方がいます。
② 寝る前1分:首前〜鎖骨周りを温める
温めることで呼吸が入りやすくなり、鼻・喉周りの緊張が抜けやすいです。
蒸しタオルが手軽。
③ 鼻呼吸トレ(口を閉じて“鼻でゆっくり”)
寝る前に、
「鼻から4秒吸う→6秒吐く」を5回。
呼吸が浅い人ほど、これだけで眠りやすくなることがあります。
④ 舌の体操(舌を上顎につける)
舌を上顎に“ぺたっ”とつけて5秒キープ×5回。
舌が落ち込みやすい方の基本トレです。
受診の目安と注意点(大事)
いびきの中には、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**が隠れていることがあります。
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呼吸が止まっていると指摘された
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日中の強い眠気、居眠りがある
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朝の頭痛、血圧が高い
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いびきが急にひどくなった
こうした場合は、医療機関での検査もおすすめです。
その上で、鍼灸は「身体の条件を整えるサポート」として力を発揮しやすい分野です。
まとめ:いびきを“体の整え方”から変える
いびきは、喉だけの問題ではなく、姿勢・呼吸・鼻の通り・自律神経が絡み合って起こることが多い症状です。
鍼灸では、
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首・喉まわりの緊張をゆるめる
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鼻呼吸のしやすさを整える
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自律神経を落ち着かせ、睡眠の質を上げる
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食いしばりや口呼吸のクセを調整する
といった方向から、いびきが出にくい身体づくりをサポートできます。
「いびきが気になる」「最近眠りが浅い」「疲れが抜けない」など、気になることがあれば、荻窪きりん堂鍼灸接骨院までお気軽にご相談ください。
睡眠と呼吸が変わると、毎日のパフォーマンスも変わります。



