膝痛ブログ、今回は膝痛とスポーツ・加齢の関係について書いていきます!
膝の痛みには大きく 分けて2つの原因がある
現在、日本には、膝の痛みを訴える 人が数多くいて、整形外科の外来を訪れる人も大勢います。
スポーツ選手が膝の故障のために休場したり、引退したりする話はよく聞き ます。
アマチュアのスポーツ愛好家でも、 長年競技スポーツに精を出していると、 膝の痛みに悩まされるようになります。
膝は使えば使うほど損傷しやすくなります。
たとえば、同じ型の新車を買っても、 たまにしか乗らない人の車よりも、連日、 長距離をドライブする人の車のほうが車 体の消耗が早く、故障が起こりやすくなるのと同じことです。
また、膝に特別負担をかけるようなことをしていなくても、40代ごろから、膝の痛みを訴える人は増えてきます。
このような人の多くは、変形性膝関節症が原因で、ひざの痛みが起こっています。
加齢とともにひざ関節の軟骨がすり減るために起こるのです。 スポーツによって、若いころ観帯損傷や半月板損傷などを起こした人も、変形性ひざ関節症になりやすいといわれています。
膝関節はこんな構造をしている
ひざ関節は、大腿骨と脛骨の間にある関節です。
2つの骨が接する部分は、関節軟骨という、とてもなめらかな軟骨が被っていて、関節の動きをスムーズにしたり、ひざにかかる強い圧力を受け止めるためのクッションの役割をしたりしています。
関節軟骨の間には、半月板という半月の形をした軟骨が挟まっており、半月板はひざにかかる圧力を分散して、ひざへの衝撃を和らげています。
関節軟骨や半月板のほとんどは水分で、コンドロイチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などの俣湿成分をたくさん含んでいます。
これらのひざ関節を包んでいるのは、 関節包という組織です。
関節包の内側には滑膜という膜があり、ここで関節液を作っています。
関節液は、軟骨に栄養を送ったり、関節をなめらかにする潤滑油の働きをしています。
関節液にも、ヒアルロン酸がたくさん含まれています。
また、ひざ関節は、太ももの前側にあ る大腿四頭筋と、後ろ側にあるハムスト リングスという大きな筋肉に支えられて います。
大腿四頭筋には膝を伸ばす働 きがあり、ハムストリングスには膝を曲げる働きがあります。
関節軟骨や半月板の すり減りにより、痛みが起こる
長年ひざを使っていたり、スポーツなどで膝を酷使したりすると、関節軟骨や半月板などに細かい傷が付いてきます。
それを続けているうちに、少しずつ軟骨がすり減ってくるので、ひざを動かしたときに摩擦が起こりやすくなり、痛みを感じるようになります。
また、歳を取ってひざを支える大腿四 頭筋やハムストリングスなどの筋肉の力が衰えてくると、ひざが不安定になって余分な力がかかるようになります。
その結果、関節軟骨や半月板などが傷付き、ひざの痛みが起こりやすくなるのです。
当院の膝痛治療
様々な原因がある膝痛ですが、杉並区の荻窪駅から徒歩3分にある荻窪きりん堂接骨院ではスポーツの膝痛や加齢による膝痛など、様々なタイプに合わせたオーダーメイドの膝痛治療を行っております。
膝の痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。
参考文献: 首・肩・腰 ひざの痛みをなんとかしたい
監修 伊藤晴夫 著