はじめに
「布団に入ってもなかなか眠れない」
「眠りが浅く、翌朝スッキリしない」
そんな睡眠の悩みを抱える方が増えています。
特に20~40代の女性では、肩こりや眼精疲労を同時に訴えるケースが多く、当院でも相談が絶えません。
実は、肩や目の疲れは単なる不快感にとどまらず、自律神経の乱れを引き起こし、不眠や中途覚醒につながることがあります。
今回はその仕組みと、鍼灸や整体を活用した改善方法についてご紹介します。

肩こり・眼精疲労が眠りを妨げる3つの理由
1. 血流悪化による自律神経の乱れ
長時間のデスクワークやスマホ使用は、首肩まわりの筋肉を緊張させます。
血流が悪化すると、脳や目に必要な酸素が行き届きにくくなり、交感神経が優位な状態が続きます。
本来リラックスすべき夜になっても体が緊張モードのままでは、眠りに入りにくくなります。
2. 目の酷使による脳の興奮
パソコンやスマホのブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制します。
また、目の周囲の筋肉(毛様体筋など)が疲労すると、脳が常に働いている状態となり「休まらない頭」になってしまうのです。
3. 痛み・不快感による入眠障害
肩こりや目の奥の重だるさは、布団に入っても意識を眠りに向かわせにくくします。
さらに「寝返りで肩が痛い」「目を閉じてもズキズキする」といった感覚が睡眠を浅くし、結果として熟睡感が得られなくなります。

鍼灸でできる改善方法
1. 自律神経を整える
鍼灸(針灸)はツボを刺激することで交感神経の高ぶりを抑え、副交感神経を優位に導きます。
特に「百会」「安眠」「神門」といったツボは安眠をサポートし、心身のリラックスを促します。
2. 血流促進と筋緊張の緩和
肩こりや目の疲れに関連する「風池」「天柱」「攅竹」などのツボを刺激すると、首肩や眼精疲労の改善につながります。
血流が改善することで酸素供給が増え、眠りやすい状態が整います。
3. 東洋医学的視点でのケア
東洋医学では「肝は目に開竅する」と言われ、肝の働きが弱ると目の疲れや睡眠の質の低下につながると考えられています。
鍼灸(針灸)は五臓六腑のバランスを整える施術としても有効です。

セルフケアで取り入れたい習慣
1. 寝る前のスマホ時間を減らす
ブルーライトは眠気を遠ざけるため、就寝1時間前からはスマホ・パソコンを控えましょう。
2. ホットアイマスクで目を温める
目の周囲を温めることで血流が良くなり、副交感神経も働きやすくなります。
3. 軽いストレッチ
肩甲骨まわりをほぐすストレッチを取り入れると、筋肉の緊張が和らぎ入眠がスムーズになります。
4. 深呼吸や腹式呼吸
「4秒吸って、6秒吐く」を意識した呼吸法でリラックス効果が高まります。
荻窪きりん堂鍼灸接骨院での取り組み
当院では、不眠や睡眠の浅さを訴える患者様の多くが「肩こり」「眼精疲労」「ストレス」を抱えていることに注目し、鍼灸(針灸)と整体を組み合わせた施術を行っています。
鍼灸(針灸)で自律神経と血流を整える
整体で姿勢を改善し、筋肉・関節のバランスを回復させる
セルフケア指導で快眠習慣をサポートする
このようにトータルでケアを行うことで、施術後には
「ぐっすり眠れるようになった」
「朝スッキリ起きられるようになった」
とのお声をいただいています。

まとめ
肩こりや眼精疲労はただの疲れではなく、不眠や睡眠の質の低下につながる大きな要因です。
鍼灸(針灸)は自律神経を整え、血流を改善し、心身をリラックス状態に導く有効な方法です。
もし
「肩や目の疲れで夜眠れない」
「朝起きても疲れが取れない」
と感じている方は、ぜひ荻窪きりん堂鍼灸接骨院にご相談ください。
快眠を取り戻し、日々の生活をより充実させるお手伝いをいたします。


