はじめに
現代人にとって欠かせないパソコンやスマートフォン。
便利な反面、長時間の使用が肩こり・眼精疲労・頭痛といった身体の不調を引き起こし、それがやがて
「眠れない」
「夜中に目が覚める」
といった睡眠障害につながるケースが増えています。
特に20~40代の女性は、仕事や家事、子育ての合間にスマホを手放せず、不眠や疲労感に悩む方が多く来院されます。
今回は、パソコン・スマホ疲れと不眠の関係、そして鍼灸(針灸)ケアで整えられるポイントについてご紹介します。

パソコン・スマホが不眠を招く理由
1. ブルーライトによる脳の覚醒
スマホやパソコンの画面から出るブルーライトは、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」の分泌を抑制します。
そのため「布団に入ってもなかなか眠れない」という状態を引き起こします。
2. 眼精疲労と首肩こり
長時間の画面作業は目の周囲や首肩の筋肉を緊張させ、血流を悪化させます。
その結果、交感神経が優位になり、リラックスして眠りに入る副交感神経が働きにくくなります。
3. 自律神経の乱れ
スマホの情報過多や仕事のストレスで脳が常に興奮状態になると、自律神経のバランスが乱れます。
寝つきが悪い・夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状の背景には、この自律神経の乱れが大きく関わっています。
鍼灸(針灸)でできる不眠ケア
1. 自律神経を整える
鍼灸(針灸)はツボを刺激することで交感神経の高ぶりを抑え、副交感神経を優位に導きます。
特に「百会」「内関」「神門」といったツボは、リラックスや安眠に効果的とされています。
2. 眼精疲労・肩こりの改善
目の周囲や首肩に関連するツボを使うことで、血流を促し、筋肉の緊張を緩和します。
これにより、目の疲れや肩こりが軽減し、自然と寝つきやすい身体の状態になります。
3. ホルモンバランスへの影響
特に女性は生理周期やホルモン変動により不眠が起こりやすい傾向があります。
鍼灸(針灸)施術は自律神経と内分泌系に働きかけるため、ホルモンバランスを安定させ、心身を落ち着かせるサポートにもつながります。

セルフケアでできる快眠の工夫
鍼灸(針灸)施術に加えて、日常で取り入れられる簡単な工夫をご紹介します。
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寝る前1時間はスマホを見ない
どうしても使う場合は「ナイトモード」や「ブルーライトカット機能」を活用。
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首肩のストレッチ
僧帽筋や肩甲骨まわりを軽く動かすことで血流が改善し、リラックスしやすくなります。
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呼吸法
布団に入ったら「4秒吸う → 6秒吐く」を繰り返す腹式呼吸で副交感神経を優位に。
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お風呂はぬるめで
熱いお湯は交感神経を刺激するため、37~39℃のぬるめのお湯に浸かるのがおすすめ。
荻窪きりん堂鍼灸接骨院での取り組み
当院では、不眠に悩む方の多くが
「肩こり」
「眼精疲労」
「ストレス過多」
を同時に抱えていることに注目しています。
そのため、鍼灸(針灸)施術と同時に整体で姿勢を整え、筋肉や関節のバランスを改善し、自律神経の働きをサポートします。
また、来院される20~40代の女性には「快眠のためのセルフケア指導」も行い、施術だけでなく生活習慣全体からの改善をお手伝いしています。
まとめ
パソコン・スマホ疲れは現代病ともいえる問題で、不眠や慢性的な疲労の大きな原因となっています。
鍼灸(針灸)は
「自律神経の調整」
「肩こり・眼精疲労の改善」
「ホルモンバランスのサポート」
といった多方面からアプローチできるため、不眠に悩む方にとても有効です。
もし
「布団に入っても眠れない」
「朝起きてもスッキリしない」
という症状に心当たりがある方は、ぜひ荻窪きりん堂鍼灸接骨院にご相談ください。
あなたの眠りの質を高め、毎日の生活をより快適にするお手伝いをいたします。



