~末梢神経症状への鍼灸でのアプローチ~
こんにちは、荻窪きりん堂鍼灸接骨院です。
「最近、手や足がしびれる」「感覚が鈍くて物がつかみにくい」「寝ていると脚がビリビリして目が覚める」――そんなお悩みをお持ちではありませんか?
手足のしびれは、日常生活に支障をきたすだけでなく、背後にある病気や神経のトラブルのサインかもしれません。
この記事では、手足のしびれの原因と、鍼灸によるアプローチ方法についてわかりやすくご紹介します。
手足のしびれはなぜ起こる?
しびれとは、神経の伝達に障害が起きたときに現れる感覚異常の一つです。
しびれの原因はさまざまで、大きく分けると次のようなタイプがあります。
● 首や腰の神経圧迫
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頚椎症や椎間板ヘルニアなどによって神経が圧迫されると、手や足にしびれが出ることがあります。
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例えば、首の神経が圧迫されると、腕や指先にピリピリとした感覚が出ることもあります。
● 血行不良
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長時間同じ姿勢をとっていたり、寒さで血流が悪くなることで、末梢神経の働きが低下し、しびれを感じることがあります。
● 末梢神経障害(末梢神経炎・糖尿病性神経障害など)
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神経自体が障害を受けている場合、しびれが慢性化しやすく、感覚鈍麻やチクチク感が続きます。
鍼灸はしびれに効果があるの?
東洋医学では、しびれは「気血(きけつ)」の巡りが滞ることで起こると考えられています。
つまり、神経や血流の通り道である“経絡(けいらく)”の流れが悪くなると、しびれ・痛み・冷えなどの症状が出るという考え方です。
鍼灸では、次のようなメカニズムでしびれにアプローチします
● 血流改善
鍼刺激によって筋肉の緊張が和らぎ、血流が促進されることで、末梢神経への酸素や栄養の供給が改善されます。
● 神経の興奮を抑える
しびれに伴う不快な感覚は、神経の過敏反応によることが多いですが、鍼灸によって自律神経のバランスを整えることで、神経の興奮を穏やかにします。
● 筋肉の緊張緩和
筋肉が硬くなると神経や血管を圧迫しやすくなります。
トリガーポイント(筋肉のしこり)に鍼を打つことで、深部の筋肉の緊張を取り除くことができます。
症状別にみる鍼灸アプローチ
● 手のしびれ(例:頚椎症・胸郭出口症候群)
首・肩・腕まわりの筋緊張を緩めるとともに、神経の通り道にあたる「合谷」「曲池」などのツボを活用。
● 足のしびれ(例:坐骨神経痛・腰椎ヘルニア)
腰部から足先までの経絡の流れを整えるために、「委中」「承山」などのツボにアプローチし、骨盤周辺の筋肉の緊張も同時にケア。
鍼灸を受けるタイミングは?
しびれが出たばかりの初期段階や、整形外科で「異常なし」と言われたけれど症状が続いている場合などは、鍼灸がおすすめです。
ただし、突然の麻痺、力が入らない、排尿障害があるなどの重度の神経症状が出ている場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
荻窪で神経痛ケアなら、きりん堂にお任せください
荻窪きりん堂鍼灸接骨院では、整形外科的な評価と東洋医学的な見立ての両方から、しびれの原因にアプローチします。
国家資格を持つ鍼灸師が、あなたの症状に合わせた最適な施術を提案いたします。
しびれでお悩みの方、これまで改善しなかった症状にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
神経の流れを整え、生活の質を取り戻すお手伝いをいたします。
まとめ
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手足のしびれの多くは神経の圧迫や血流の悪化が原因です
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鍼灸は、血流改善・神経鎮静・筋緊張緩和に効果が期待できます
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荻窪できめ細やかな神経痛ケアを受けたい方は、当院へご相談を