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「冷え」を撃退!鍼灸で内側からポカポカに

2025.06.04

一年中、手足が冷えて困る…そんな冷え症に悩む女性はとても多いですよね。

実際、日本人女性の約7~8割が自分は冷え症だと感じているとのデータもあります

冷えは単に不快なだけでなく、生理痛や不妊、肌荒れ、疲れやすさなど、様々な不調の原因になる厄介なもの。

そこで注目したいのが、東洋医学の鍼灸による冷え対策です。

本記事では、冷え症の原因を西洋医学と東洋医学の視点から解説し、鍼灸で体を内側から温める方法やセルフケアのコツをご紹介します。

頑固な冷えにさよならして、一年中ポカポカ快適に過ごしましょう!

冷え性

どうして女性はこんなに冷えるの?(西洋医学の見方)

西洋医学的に「冷え症」は明確な疾患名ではありませんが、手足など末梢の血行不良や自律神経の乱れが関与していると考えられます。

女性に冷え症が多い理由として、以下のような要因が指摘されています。

  • 筋肉量の少なさ: 筋肉は熱を生み出す臓器です。男性に比べ女性は筋肉量が少ないため、基礎代謝が低く体熱産生が少なくなりがちです。

 

  • ホルモンバランス: 女性ホルモン(エストロゲン)は体温調節に影響します。月経周期で黄体期(高温期)に体温が上がる一方、エストロゲンが低下する月経期は体温が下がりやすいなど、ホルモン変動で冷えを感じることがあります。また更年期のホルモン低下でも冷えを自覚しやすくなります。

 

  • 自律神経の影響: ストレスや生活リズムの乱れで自律神経が乱れると、血管の収縮・拡張バランスが崩れ末端の血流が悪くなります。オフィスワークなどで長時間同じ姿勢も血行不良につながります。

 

西洋医学的な対策としては、筋肉量を増やす適度な運動、自律神経を整える生活リズムの改善、そして外から温める保温(衣服や入浴)などが基本です。

また、鉄欠乏性貧血があると手足の血流が低下し冷えやすいので、貧血の治療も重要です。

東洋医学で考える「冷え」

東洋医学では、冷えは「陽気(ようき)の不足」「血行の滞り」として捉えます。

簡単に言えば、体を温めるエネルギーが足りなかったり、血の巡りが悪かったりする状態です。

特に女性は血を失う(月経がある)ため血虚になりやすく、血虚は冷えを招きます。

また「子宮寒冷(しきゅうかんれい)」という言葉があり、子宮が冷えると生理痛や不妊につながるとされています。

東洋医学では冷え症のタイプを見極めてアプローチします。例えば、

  • 陽気不足の冷え: 全身が寒がりで疲れやすく、冬でなくても冷えを感じる。顔色が青白く、下痢しやすいなどの症状を伴う。体を温める「腎陽」を補う漢方(例:八味地黄丸)や灸治療を用いる。

 

  • 血行不良の冷え: 手足の先だけが氷のように冷たいが、上半身はのぼせることもある。月経痛や肩こり持ちに多い。瘀血を取り巡りを良くする漢方(例:当帰芍薬散)や鍼治療で血流改善を図る。

 

  • 水滞の冷え: むくみやすく、水分代謝が悪い人の冷え。余分な水分(水湿)が体を冷やす。利水作用のある漢方(例:苓姜朮甘湯)や食養生で水の滞りを除く。

 

このように一口に冷えと言っても原因は様々なので、一人ひとりに合った対策が重要です。

鍼灸はこれらすべてのタイプに柔軟に対応できるのが強みです。

鍼灸で冷え性はここまで変わる!

では、鍼灸を受けると体の中でどんな変化が起き、冷え性がどう改善するのでしょうか。

  • 血流アップでぽかぽかに: 鍼をツボに刺すと、その部位周辺の血管が拡張し血流が増加します。またお灸の温熱刺激は遠赤外線効果で体の芯まで熱を届けます。結果として全身の血行が促進されます。実際に鍼灸が微小循環を改善し、末端まで温感をもたらすとの研究報告もあります。

 

  • 自律神経の調整: 鍼灸にはリラックス効果があり、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。ストレスでギュッと縮こまっていた血管が開き、めぐりが良くなることで冷えが改善します。ストレス性の冷え(緊張すると手が冷たくなるタイプ)の方にも鍼灸は有効です。

 

  • 内臓機能の活性化: お腹周りのツボに鍼やお灸をすると、胃腸など内臓の血流も増え働きが良くなります。消化吸収が改善すればエネルギー産生も高まり、身体を温める力がアップします。特に冷えと関係深い腎や脾(消化器)の機能を整えることは冷え体質の根本改善につながります。

 

さらに鍼灸は継続することで冷えにくい体質へと体を作り変えていきます。

1回の施術で一時的にポカポカしても、また生活習慣で元に戻ってしまうこともあります。

ですから、冷えが強い方は週1回程度から始め、徐々に間隔を空けながら数ヶ月~半年かけて体質改善を図るのがおすすめです。

鍼灸施術

おわりに

「冷えは万病のもと」と言われるように、冷え症を侮ってはいけません。女性にとって冷え対策は美容や健康の基盤とも言えます。

鍼灸はそんな冷え症改善に強力な助っ人です。体の内側から温め、巡りを良くすることで、頑固な冷えも少しずつ解消へと導きます。

つらい冷え症にお悩みの方は、ぜひ荻窪きりん堂鍼灸接骨院にご相談ください。

お一人おひとりの冷えの原因を見極め、最適なアプローチで体質改善をサポートいたします。

「冷えない体」を手に入れて、毎日を快適に過ごしましょう!

 
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