こんにちは、荻窪きりん堂接骨院です!
「急に背中が痛くなって動けない…」「ちょっと手を伸ばしただけで背中にギクッときた…」
そんな経験はありませんか?もしかしてそれは“ぎっくり背中”かもしれません。
ぎっくり腰はよく知られていますが、背中にも同じような現象が起きることがあります。
実はこれ、日常の姿勢や体のゆがみが大きく関係しているのです。
今回は、ぎっくり背中の原因と体の構造的な背景、姿勢との関係、そして再発予防のためにできることを詳しく解説します。
■ 「ぎっくり背中」とはどんな症状?
ぎっくり背中とは、背中の筋肉や筋膜に急激な負荷がかかることで、炎症や過緊張が起こり、突然強い痛みが出る状態です。医学的には「筋・筋膜性背部痛」や「背部捻挫」とも呼ばれます。
主な特徴:
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背中の片側や中心部に突然の激痛
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呼吸・咳・くしゃみでも痛みが響く
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動かすとさらに痛むため姿勢が固定される
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寝返りや立ち上がりが困難になることも
症状としてはぎっくり腰に似ていますが、背中という広範囲かつ動きの多い部位に起こるため、日常生活への影響も大きくなります。
■ 原因は「体のゆがみ」と「姿勢のクセ」
ぎっくり背中の背景には、「急な動作」や「咳・くしゃみ」といった直接的なきっかけの前に、慢性的な筋肉の緊張や体のゆがみが存在しています。
◎ 姿勢のクセが筋肉を固めている!
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長時間のデスクワークで猫背になる
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ソファに斜めに座るクセ
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片側だけで荷物を持つ習慣
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足を組む、立っている時に片方に体重をかける
こういったクセの積み重ねが、筋肉のバランスを崩し、背中の一部に負担を集中させます。その結果、少しの動きで筋肉が「限界突破」してしまうのがぎっくり背中なのです。
◎ 体のゆがみが負担の偏りを生む
体がゆがむと、骨盤・背骨・肩甲骨の位置がずれ、筋肉が正しく働けなくなります。
例えば骨盤が傾くと、それに合わせて背骨がS字にねじれ、肩や背中の左右バランスも乱れます。
この状態では、背中の一部だけが常に緊張し、疲労が蓄積します。
■ 放っておくとどうなるの?
ぎっくり背中を「ただの筋肉痛」と軽く見て放置すると、以下のようなリスクがあります
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クセになりやすく、再発を繰り返す
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痛みが肩や首、腰に広がる
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呼吸が浅くなり、疲れやすい体になる
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背骨の動きが悪くなり、姿勢がどんどん悪化する
痛みが治っても根本原因(姿勢・ゆがみ)を改善しなければ、また同じことが起こります。
■ きりん堂接骨院での対応:姿勢を整えて根本改善へ
ぎっくり背中の根本改善には、「姿勢の見直し」と「筋肉・関節のバランス調整」が欠かせません。
当院では以下のような流れで施術を行います。
1. 姿勢評価・動作分析
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骨盤の傾き、肩甲骨の左右差、背骨のねじれなどをチェック
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日常生活での動きのクセや姿勢も確認
2. 筋肉・関節のバランス調整(整体)
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背中だけでなく、骨盤・股関節・肩甲骨の動きを整える
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硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を回復させる
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正しい姿勢が取りやすい身体に導く
3. 日常生活でのアドバイス
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座り方、立ち方、荷物の持ち方などの指導
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ストレッチや体幹トレーニングもサポート
■ 自分でできる!ぎっくり背中の予防法
ぎっくり背中を防ぐには、日々の生活で「ゆがませない」「固めない」ことが大切です。
● デスクワーク中は1時間に1回立ち上がる
椅子から立ち上がって、背伸びや肩回しを行いましょう。血流が良くなり、筋肉がリラックスします。
● 背筋を使った正しい座り方を意識
骨盤を立てて座るだけでも、背中の負担がぐっと減ります。クッションや座面の調整も効果的です。
● お風呂で温まり、ストレッチ
筋肉を温めることで柔軟性が増し、筋緊張が軽減します。お風呂上がりに肩甲骨まわりや背中のストレッチを。
● 足を組まず、左右均等な動きを心がける
立っている時も両足で体重を支えるようにしましょう。無意識の偏りを見直すだけで、体のバランスが整ってきます。
■ まとめ:背中の痛みは体からのSOS!
ぎっくり背中は、ただの「筋肉の使いすぎ」ではありません。
姿勢やゆがみ、生活習慣の積み重ねによって、体が限界を迎えたサインともいえます。
だからこそ、「痛みが出たら休む」ではなく、「なぜ痛みが出たのか?」を見つめ直すことが重要です。
荻窪きりん堂接骨院では、姿勢・ゆがみのチェックと改善を中心に、根本からのケアを行っています。
「また背中が痛くなるのが怖い」
「姿勢をどう整えたらいいかわからない」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
痛みを繰り返さないために、今こそ姿勢を整えるチャンスです!