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自律神経の乱れによる不眠に鍼灸

2025.06.25

はじめに

 寝つけない夜や浅い眠りが続くと、日中の集中力や体調にも影響します。

そのような不眠症状の裏には、自律神経のバランスの乱れが関係していることが少なくありません。

自律神経とは、私たちの意思に関係なく体の機能を調整する神経で、活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経から成ります。

通常は昼に交感神経、夜に副交感神経が優位になることでメリハリのあるリズムを保ちますが、ストレスや生活習慣の乱れでこの切替えがうまくいかなくなると、夜になっても体が興奮状態のままとなり不眠を招きます。

睡眠不足でつらい女性

自律神経の乱れが不眠を引き起こす仕組み

日中の過度なストレスや緊張が続くと、交感神経が優位な状態が夜まで続いてしまい、リラックスできずに眠れなくなります。

また、スマートフォンの長時間利用や夜更かしなど生活リズムの乱れも交感神経を刺激し、睡眠ホルモンの分泌を妨げます。

結果として

「寝つきが悪い」

「夜中に何度も目が覚める」

「朝早くに目覚めてしまう」

といった不眠症状に繋がります。

例えば、本来夜には副交感神経が心拍数や血圧を下げ体を休息モードに導きますが、自律神経が乱れると夜間も交感神経が高ぶったままとなり、体が休息できません。

さらに、ストレスで筋肉がこわばると体温調節もうまく働かず、手足が冷えたりほてったりして眠りを妨げることもあります。

デスクワークの女性

鍼灸が不眠に効くメカニズム

不眠の改善に鍼灸が注目されるのは、自律神経への作用に優れているためです。

鍼灸施術により体がリラックスすると、副交感神経が活性化して心身が落ち着き、自然な眠気が訪れやすくなります。

実際、鍼を刺した後に体がポカポカと温まり眠くなると感じる患者さんも多く、これは鍼刺激によって血行が促進され、自律神経のバランスが整うためです。

研究でも、鍼灸は睡眠の質を高め日中の倦怠感を軽減する効果が報告されています

加えて、鍼灸にはストレスホルモンを抑えたり脳内のリラックス物質(セロトニンやメラトニン)の分泌を促す作用もあると考えられ、不安や緊張を和らげることで「自然に眠れる体質」へと導きます。

鍼灸による不眠改善のポイント

  • 副交感神経の促進: 鍼刺激でリラックス反応が起こり、夜間に優位であるべき副交感神経の働きを高めます。その結果、心拍や呼吸が落ち着き、深い眠りに入りやすくなります。

  • 血行・体温調節の改善: 鍼灸は全身の血流を良くし、凝り固まった筋肉をほぐします。手足の冷えやほてりを解消し、睡眠に適した体温低下のリズムを取り戻します

  • 精神安定効果: 鍼灸のリラックス効果により、不眠に伴う不安感やイライラが軽減されます。心身が安定することで「布団に入っても脳が冴えて眠れない」状態を改善します。

自律神経に対する鍼灸施術

鍼灸治療の流れと効果実感まで

不眠の鍼灸治療では、まず詳しい問診で睡眠習慣やストレス要因を伺います。

患者さん一人ひとりの状態に合わせて、安眠に効果的なツボ(例:頭部の「百会」や手首の「内関」など)を選定し、髪の毛ほどの細さの使い捨て鍼で刺激します

鍼はほとんど痛みを感じないため、初めての方もご安心ください。また必要に応じてお灸でツボを温め、自律神経の調整効果を高めます。

施術後は体がリラックスし、眠気を感じる方も多いです。

通院の目安

不眠症状が続いている場合、最初の数週間~数ヶ月は週1~2回のペースで施術を受けると効果的です

特に慢性的な不眠では体質改善に時間がかかるため、初めの3ヶ月程度は週2回ほど集中的に治療を行い、徐々に睡眠リズムを取り戻していきます

多くの方は「施術を受けた日はよく眠れた」という実感から始まり、回数を重ねるごとに眠れる日が増えていきます

軽い不眠であれば数回の施術で改善を感じる場合もありますが、長期間続く重度の不眠では効果実感までに数ヶ月要することもあります。

焦らず継続することで、睡眠薬に頼らず眠れる日常を目指せるでしょう。

おわりに

鍼灸は体に優しい自然な療法であり、薬のような副作用もほとんどありません

睡眠不足が続いてお困りの方は、自律神経のケアとして鍼灸を試してみてはいかがでしょうか。

荻窪きりん堂鍼灸接骨院でも、不眠に対する鍼灸施術を丁寧に行っており、地域の皆様に信頼いただいています。

深い眠りを取り戻し、心身ともに健やかな毎日を送るために、ぜひ一度ご相談ください。

 
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