こんにちは。荻窪きりん堂鍼灸接骨院です。
「最近、胃がもたれる」「便秘や下痢を繰り返す」「ストレスがたまるとお腹の調子が悪くなる」
そんなお悩み、ありませんか?
病院で検査しても「異常なし」と言われるけど、なんとなく胃腸の調子が悪い…。
実は、そんな“機能的な不調”には鍼灸が効果的です。
今回は、意外と知られていない「内臓の不調に対する鍼灸アプローチ」についてご紹介します。
胃腸の不調、その原因は?
胃腸の不調と一言でいっても、その原因はさまざまです。
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ストレスや不安などの精神的要因
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冷えや血行不良
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食生活の乱れ
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自律神経のバランスの崩れ
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姿勢の悪さや内臓下垂
現代人の胃腸トラブルは、こうした「生活の質」や「心の状態」と密接に関係しています。
つまり、「薬で抑える」だけでは根本的な解決にはなりにくいのです。
鍼灸が胃腸に効く理由
東洋医学では、「胃腸の働き=“気(エネルギー)”と“血(栄養)”の流れ」が深く関わっていると考えます。
そしてこの流れを調整するのが、ツボ(経穴)への刺激です。
鍼やお灸によって身体の内側から働きかけることで、
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胃腸の動きを整える
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自律神経を調整する
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血流を促進する
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緊張やストレスを緩和する
といった作用が期待できます。
つまり、鍼灸は胃腸そのものへの働きかけ+自律神経・心身のバランスの調整が同時にできるアプローチなのです。
荻窪きりん堂でのアプローチ
当院では、症状だけでなく体質・生活背景・ストレス状態を丁寧にカウンセリングし、あなたに合わせた施術を行います。
主な症状とそのアプローチ例
● 胃もたれ・食欲不振
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使用ツボ:中脘(ちゅうかん)、足三里(あしさんり)、内関(ないかん)など
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鍼で胃の動きを整え、過剰な緊張を緩和
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お灸で“気”を補い、消化力を高めます
● 下痢・軟便・お腹のゴロゴロ
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使用ツボ:天枢(てんすう)、神闕(しんけつ/へそ)、関元(かんげん)など
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腸の動きを正常化させるツボを選び、冷えを解消
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ストレスによる「過敏性腸症候群」にも対応
● 便秘
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使用ツボ:大巨(だいこ)、上巨虚(じょうこきょ)、合谷(ごうこく)など
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腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す刺激
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同時に水分代謝や筋力不足へのアプローチも行います
● 胃痛・逆流性食道炎
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使用ツボ:中脘、内関、膻中(だんちゅう)など
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胃酸過多による違和感や、みぞおちの張りを緩和
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自律神経バランスを調整することで再発予防にも効果的です
自宅でできるセルフケア:ツボ押し&お灸
鍼灸院でのケアに加えて、自宅でのセルフケアもとても大切です。ここでは簡単にできるケアをご紹介します。
◎ 中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへその真ん中に位置するツボ。
胃の働きを整える基本のポイント。
▶ 軽く指で3〜5秒押し、ゆっくり離すのを5〜10回繰り返します。
▶ お灸で温めると、じんわり内臓がほぐれる感じが出ます。
◎ 足三里(あしさんり)
膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下の場所。
胃腸・全身のエネルギー補充にも有効。
▶ 日々の疲れや免疫力アップにもおすすめです。
▶ ドライ灸や温灸器でも刺激OK。
◎ 神闕(しんけつ)・おへそ
おへそは東洋医学では「命門」とも呼ばれる大切なポイント。
お灸の熱をおへそに当てる「箱灸」などは、内臓の冷えにとても効果的です。
当院が大切にしていること
鍼灸治療は、「身体を部分で診る」のではなく「全体のつながりをみて整える」医療です。
胃腸の不調に対しても、肩こり・睡眠・メンタルなどとの関係を含めて施術していきます。
また、施術だけでなく、
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食生活のアドバイス
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運動や姿勢の指導
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自宅でのセルフ灸指導
などもお一人おひとりに合わせて行っています。
胃腸の不調は早めにケアを
「薬を飲んでもなんとなく治らない」
「検査では異常がないのに不快感が続く」
そんな方にこそ、鍼灸を試してほしいと思います。
胃腸は“第二の脳”とも言われるほど、心と体の健康に深く関わる器官です。
定期的なケアで、元気な胃腸を取り戻していきましょう!
まとめ
胃腸の不調に悩む方は、現代にとても多く、しかも長引きやすいのが特徴です。
ですが鍼灸を活用すれば、身体の深部から自然に整えていくことができます。
「薬に頼りすぎたくない」
「根本的に体質を変えたい」
そうお考えの方は、ぜひ一度荻窪きりん堂鍼灸接骨院までご相談ください。
あなたの“お腹”が本来のリズムを取り戻すために、私たちがしっかりサポートいたします。