スマホやパソコンを長時間使う生活が当たり前になった今、テニス肘に悩む方も増えています。
特にデスクワークやスマホ操作を頻繁に行う方、さらには家事やスポーツで手首や腕を酷使する方にとって、
テニス肘の痛みはつらい問題です。
そこで今回は、そんな現代病ともいえるテニス肘を、簡単なセルフマッサージでケアする方法をご紹介します。
たった10秒で筋肉をほぐし、痛みを和らげるテクニックを取り入れて、日々の生活で生じる負担を軽減しましょう。
テニス肘の原因と仕組み
テニス肘は、スマホやパソコン作業といった日常的な動作が原因で引き起こされることが増え、まさに現代病と言えます。
特に長時間のタイピングやマウス操作、スマホを持ちながらの画面操作などで手首を酷使し続けることで、
腕の筋肉が過度に緊張し硬くなりがちです。
テニス肘の主な原因となるのは、前腕の「橈側手根伸筋(とうそくしゅこんしんきん)」という筋肉です。
この筋肉は手首を反らす動作に関わっており、スマホやパソコン操作を頻繁に行うと、知らず知らずのうちに負担がかかり続けます。
この筋肉が硬直することで、炎症が発生し、肘や手首に痛みが生じるのです。
テニスや重たい物を持つ動作が原因とされがちですが、現代のライフスタイルではデスクワークやスマホ操作も立派な「負荷」となり、
テニス肘を引き起こす要因になっています。
2. 10秒でできるテニス肘セルフマッサージの方法
痛みを感じる部分を直接ほぐして、筋肉の緊張を和らげるマッサージ方法です。動画で紹介されているセルフケア方法を細かく解説します。
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手順1: 痛みを感じる前腕の部位を探す
テニス肘の場合、痛みのポイントは前腕の外側にあることが多いです。反対の手で前腕を軽く触りながら、痛みが強く感じる部分や硬くなっている部分を探しましょう。 -
手順2: 筋肉を押さえる
見つけた部分を親指で押さえます。この時、強く押しすぎず、筋肉が少し圧を感じる程度で大丈夫です。筋肉が硬くなっていると、押すだけでも少し痛みを感じることがあります。 -
手順3: ゆっくりとほぐす
親指で押さえたまま、円を描くようにやさしく揉みほぐします。動きは小さくて構いませんが、筋肉が緩むように意識しましょう。約10秒間、痛みが和らぐまでゆっくりとマッサージします。
3. マッサージの効果と繰り返しの重要性
このマッサージの効果は、硬くなった筋肉がほぐれることで、血流が良くなり、筋肉の回復が促される点です。
テニス肘の痛みは、筋肉が硬直してしまうことが原因の一つです。マッサージを行うことで、筋肉が緩み、炎症が収まりやすくなります。
また、テニス肘のセルフケアとして、1日1回ではなく、できれば複数回行うことをおすすめします。
痛みが強い時には1〜2時間おきに試してみると、効果を感じやすくなります。
回数を重ねることで、筋肉が柔らかくなり、日常的な動作も楽になるでしょう。
4. 注意点:無理なく行うことが大切
セルフマッサージはあくまで補助的なケアです。以下のポイントに気をつけながら行いましょう。
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強く押しすぎない: マッサージは軽く圧をかけるだけで十分です。痛みを我慢して強く押さえると、逆に炎症を悪化させてしまうことがあります。
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痛みが続く場合は休む: もし痛みが増したり、マッサージ後に違和感が続く場合は、一旦休むことも大切です。炎症が強い場合には、セルフマッサージがかえって負担になることもあるので、無理をしないようにしましょう。
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定期的に専門家に相談: テニス肘の症状が長引く場合やセルフケアだけでは不十分に感じる場合は、専門家に相談するのも良い方法です。オステオパシーや整体院で適切なケアを受けることで、根本的な改善を目指すことができます。
5. 日常生活でのセルフケアの取り入れ方
テニス肘の痛みは、日常生活の小さな工夫で軽減することが可能です。たとえば、手首や肘を長時間同じ姿勢で使うことを避けたり、作業の合間に簡単なストレッチやこのセルフマッサージを取り入れてみましょう。セルフケアを習慣にすることで、痛みの再発防止にもつながります。
まとめ
テニス肘で悩む方にとって、この10秒セルフマッサージは手軽で効果的な方法です。日々の生活に取り入れることで、痛みの軽減と予防に役立つはずです。セルフケアで痛みを和らげ、快適な日常を取り戻しましょう!